母を失った喪失感が大きい~忍ぶ 不忍 無縁坂~♪♪

 

2007年5月のこと。母は神さんに「ちょっと外出してくるね」と言い、毎朝、定刻になると外出をしたそう。因みに母は神さんと子どもたち(孫)相手に話しをするときには、ほぼ標準語になった。時刻が小学校の集団登校の時間を少々過ぎた頃に母は外出をしたようだ。私はそれより約1時間早く車を飛ばして会社へ。私は取締役経理部長であることをいいことに(?)経理部全員の『私、定時で帰らせます』ミッションの遂行中で多忙。

 

5月中旬のことらしいが、神さんが母をこっそり尾行したそうな。

そうしたら母は小学2年生と思われる女の子の手を取り、何やら楽しい話をして小学校へ向かったらしい。

神さんは集団登校をしていない、その女の子の後ろ姿を見て

(イジメられっ子ね)と直ぐに察したらしい。

それから母は6月中旬まで、その女の子の手を取って小学校近くまで行ったらしい。

 

そして10月になり、当時、小学6年生であった愚息の学級参観に出た神さん、校舎内で上に書いた女の子が大きな笑顔で複数の友達と楽しそうにしているのを見たそう。

神さんは或る日、母にその女の子のことを尋ねた。

 

「GW前にあの子がうつむいて一人で学校に行く姿を見て、あ、イジメられっ子だなと直ぐに思ったの。それで、あの子の気が軽くなるような楽しい話をしながら一緒に学校の近くまで行ったの。

そしてね、6月の中頃に、あの子に、『好きなこと、興味があることを一生懸命に頑張って、学年で一番になってごらん。そうすれば友達がたくさんできるよ』と言ったの。

その子はピアノを習っていたから、ピアノの練習を一生懸命に頑張って、二学期が始まって間もない9月には学年で一番の腕前になったそう。そうしたら案の定、誰もあの子をイジメることはなくなり、友達も多数できたみたい」

 

と母が語ったらしい。

 

これは私の母の心優しさを表すエピソードの一つ。

 

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「勝手にオレの写真、載せんじゃねー!」とドヤされそうなので、前と同じ写真でご勘弁願いたい。

 

母は姉や私にはたいそう厳しかったが、懐の深い優しさも持ち合わせていた。

 

去る6/1(月)から母の優しい側面を多数思い出してばかりいて、母を失った喪失感が余りにも大きい。余りにも。

 

奇しくも、きんどーさんの母親(認知症グループホームに入居していた)も5/26(火)に亡くなり、5/28に通夜、5/29に告別式と同じだった。そのきんどーさんも母親を失った大きな喪失感に覆われていると言う。

 

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だが、私は母に対して誤った対処をしてしまったのではないか。

 

母が夜に39度の高熱を出したのは4/12。翌日にホーム長から連絡が入り、平熱近くまで下がったものの、少々ご飯を食べられないとのこと。その後、私はグループホームに電話をして母の様子を訊いたのだが、職員さんが、微熱はあるがご飯も食べられていると言った。ただ、いつ容態が急変するか分からないと言われた。

因みに、このグループホームでは2/20には新コロで家族の面会を禁止にしていた。それは正解。

ところが4/17から緊急事態宣言が全国47都道府県に拡充され、私は母のことを案じつつも不要不急の外出自粛を自らに課してしまった。

この時点で私は自分がぶっ壊れていたのではないだろうか

 

そして、GWと言うか「ステイホーム週間」に入ってから、私の腕時計のリストバンドが壊れた。

 

2017年9/23に母が食事・水分を全く摂らなくなり、あわや胃ろうの危機に陥った。

この時は家のテレビが壊れた。

この胃ろうの危機は私が毎日、昼食と夕食の食事介助をし、難を乗り切り、2018年1月末には母は完全復活。自分で食事も食べ、飲み物も飲むようになった。

 

話を戻して腕時計のリストバンドが壊れたのは母からのSOSだったのだ。

 

しかし、私はグループホームに母の容態を訊くのも申し訳ないと遠慮をしてしまった

 

本来の私であれば、緊急事態宣言がなんだ不要不急じゃねーマジ急ぐ外出だグループホームの面会禁止などあの手この手で突破してくれるわ、となるはすだ。

だが、そうではなかった。

 

5/14にホーム長から連絡が来て、翌日、母には会えなかったものの、5月に入ってからの食事量と水分摂取量の少なさを知った時は愕然としたし、母の主治医に5/18に会って食事介助の件で私がグループホームに入られるよう取りはからってもらい、5/20に私と神さんが母の姿を見た時には、もう遅かったのだ。全てが遅かったのだ。

 

こうなると、母を死なせてしまったのは私、と言うことになる。

 

母は私の腕時計のリストバンドを壊すという形でSOSを出してきたのに・・・・・・。

 

重い十字架を背負ってしまった。

 

それが、さらに喪失感を大きくさせる。

 

 

 

 

 

神さん・俺は親不孝だ・ラブ。