原発事故さえなければ~飯舘村を想う

 

一昨夜の『NW9』で福島県飯舘村の簡単な現状と新しい小学校の校歌の作詞を黛まどかさんが手がけたことが報道されて、嬉しかった。作曲が南こうせつでラッキー。福山雅治では今風のメジャー・コードばかりで、訳の分からない校歌になったから。南こうせつは時代に逆行したマイナー・コードを用い、だけど暗くなくて力強い作曲をしてくれた。

 

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私が初めて飯舘村を訪れたのは1994年のお盆休み。地元に帰省して、生後1年に満たない娘を私の両親に預け、神さんと行った。

 

理由は、とても俗っぽいことなのだが、飯舘村産の飯舘牛がとんでもなく美味しかったから。

 

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この飯舘牛のお肉の美味しさを表現する筆力が私にはない。

だが、松阪牛<仙台牛<米沢牛飯舘牛  と言う形になる。<のフォントが大きいのは、遙かに遙かに美味しいことを意味する。

 

その後、私たち家族は他の名産とされている全国の牛さんのお肉を食べたが、上の構図が崩れることはなかった。

仙台牛も米沢牛も少量生産。だから美味しい。ホンモノとは大量生産からは生まれない。そして飯舘牛はそれ以上に少量生産で、農家の人々がもーのすごい手間暇をかけて牛さんを育てるから美味しい。

でもね、東京では仙台牛も米沢牛も本当に「美味しいところ」が買える場所が、コロコロ変わるのよ。

 

そして2006年初夏に私が帰郷してから東北六県や茨城県新潟県の農村地域に行ったけれども、飯舘村以上に美しい農村地域はなかった。

 

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そして何よりも飯舘村の人々はとても優しく、温かかった。

 

明治時代初期から開墾をし、その後長い年月を経て、農村地域として自立をし、飯舘村ブランド品としての飯舘牛の生産に成功。

記憶が曖昧だが、村の就農者数は8割近かったと思われる。農業で充分に食べて行けることが可能だった。また、飯舘村では農業者の後継不足も心配なかった。だって、農業で食べて行けるし、加えて多くの若者が農業に誇りをもっていたから。

 

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村全体が生き生きとしてした。

 

しかし、3.11における原発事故

 

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が村の人々の運命を変えてしまった。

 

私は何度も何度も仮設住宅に住む飯舘村の人々の元に行こうと思った。

けれども私には、50代未満の若年層を中心に帰村を諦めて、仕事を求めて首都圏に向かう人々が多いと言う話ばかりが伝わってきた。

何でも田畑は2年耕していないと、もう農業をできないらしい。

飯舘村の人々は誇り高い。だから、悲しい状況の自分たちの姿をよそ者には見られたくなかったであろう。故に、私は仮設住宅に行くのをやめた。

就農者数8割近く(間違っていたらゴメンなさい)だったから、2017年に帰還指示が出ても帰村者の数が少なかった。

 

原発事故さえなければ。

 

福島県の沿岸部はもとより内陸部でも言われたが、飯舘村の人々が一番ではなかろうか。

 

嗚呼、私は

 

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ゴルゴ13になりたい。そして

 

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法で裁けぬのならば。分かるよね。

 

そして飯舘村の人々は立派だ。東電に賠償をしてもらって当然のこと、また最低限のことしか賠償を望まずに自立をしたのだから。

ここが浪江町の人間の約1/2と違う。

浪江町の約1/2は東電にタカッて、億万長者になる始末。確か今では賠償も打ち切られたはずだから、「わざと」仕事にありついていなかった若年層がどうしているかは知らない。しかし、浪江の者で、自分の賠償金が他の人より少ないから、中通り地方に避難後も「放射能の恐怖にさらされた」と言い、訴訟を起こす始末。そうしたら、3.11後も避難することのなかった中通り地方の人々にも東電は賠償を行わざるを得なくなる。アホ。

 

それはともかく、明日、私は飯舘村に行くことにした。顔なじみになっていた年輩の人たちが心配だから。

 

 

 

 

 

 

神さん・東電が憎い・ラブ。