往年のスーパーカー徒然&日本車とは何だったのか

 

以下に書くことは全て事実です。嘘偽りは一切ございません。

 

時は2006年初夏。私がB社の関連会社の取締役経理部部長となり帰郷して間もない頃。きんどーさん、Kくん、Sと言った腐れ縁の3人(私も含めれば、もはや社会に必要とされていない昭和のイケメン4人組とも言う)と旧交を温めあっていた時のこと。きんどーさんが往年のスーパーカーの収集にいそしんでいた。

 

それで、その時にきんどーさんは栃木県の人から

 

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上の画像からゼッケンナンバーを取り外しただけのものと同じロータス・ヨーロッパSPを借りて、何度も試乗し、果ては菅生サーキットまで繰り出し、購入するかどうかを検討していた。

社会的に成功を収めた人であれば、どうしても気になる車である。赤のストライプと勝利の撃墜★印と言う必殺アイテム付き。

だが私が言ってしまった。

「買う必要ないんじゃない。だって1600CCでしょう。今の軽自動車に負けますよ」と。そうしたらきんどーさんはニヤリと笑って

「こいつはな、改造しまくりの34GT-Rやランエボ、インプSTi、80スープラのケツを煽りまくれるんだぜ」と言った。私は(まーた)と思った。

そして、日曜日に私はそのロータス・ヨーロッパSPを借り、菅生サーキットまで行ってみた。サーキット・ライセンスは帰郷と同時に取っていた。

すると、ただ国道を走っているだけなのに、私は冷たい汗を流した。

(速い。速い。速い・・・・・・。それにこのハンドリングの良さは何だ? 34GT-R以上じゃねーか。あとコーナリングの良さ。これも34GT-R以上だ)

そして高速を走り、菅生サーキットを走った私。いるいる。改造しまくりの34GT-R、ランエボ、インプSTi、80スープラ他多数。

確かに高速道路では圧倒的に分が悪かった。泣いても笑っても1600CC。ベンツに煽られた。

されど、コーナーが滅茶苦茶多いサーキットとなると話がガラリと変わった。もうコーナーで上記・改造しまくりの現代スポーツカーに追突せんばかりに煽ることが可能。だけど、コーナーでそれらを抜けるかと言ったら、タイヤが余りにも細いことから私にそんな度胸とテクが無かった。

私はロータス・ヨーロッパSPを停めて呆然と車を眺めた。上記・改造しまくりの現代スポーツカーのオーナーたちが近寄ってきて、何やら「速いですねー」「凄いですねー」とか言っていたが、ほとんど耳に入らず、私はただ呆然としていた。

 

漫画『サーキットの狼

 

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の公道グランプリにおいて、主人公・風吹裕矢が駆るロータス・ヨーロッパSPがフルチューン仕様(今なら違法改造車)の

 

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フェアレディZ

 

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セリカLB・2000GT

 

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スカイラインGT-R

 

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GT-Rのサーキット50連勝を阻んだサバンナGTとかを、ごぼう抜きに抜き去った理由が分かった。今の改造しまくりのスポーツカー群の尻を追い回したのだ。そうなると1975年までの国産スポーツカーなど、フルチューンしても勝てるはずがない。漫画『サーキットの狼』、そのシーンだけは嘘ではなかったのだ。

 

だから

 

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隼人ピーターソンは

 

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トヨタ2000GTを駆りながらも、悪質な走路妨害で、風吹のロータス・ヨーロッパSPを防御するより他なかったのだ。

 

ロータス・ヨーロッパSPの速さは、先ず750キロぐらいの超軽量ボディに、バランスの良いエンジンのミッドシップとトータルバランスの良さにある。そこに抜群のハンドリング性能、コーナリング性能。

このロータス・ヨーロッパSPのミッドシップのバランスの良さの前には、HONDA・NSXなどガキ騙しの産物以外の何者でもない。

 

結局、栃木県の人がやはり手放すのをやめたことから、きんどーさんはロータス・ヨーロッパSPを断念した。

 

そして、きんどーさんは再び

 

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73カレラRSの購入を決意。きんどーさんは大学時代にスタジオ・ミュージシャンの仕事で荒稼ぎし、学生の分際で73カレラRSを買って乗り回していた。

 

借りて運転してみた私。

速い。速い。文句なしに速い。だって、タイヤが細いながらも菅生サーキットで改造したランエボをコーナーで抜いたんだから。あっさり。

私はポルシェ社が911を出したと同時に今日まで技術力で世界の自動車メーカーの頂点に君臨している理由が分かった。

911が今日まで(911空冷エンジンを捨て去る前の993で終わったのだが)リア・エンジンにしている最大の理由はパワー・スライド走行に適しているからだ。レースで闘って最後に勝つことを911は宿命づけられている。

トータルバランスの良さもロータス・ヨーロッパSP以上。

964までは、911、本当にトータルバランスの良さに秀でていた。

 

この73カレラRSの速さと言ったら、ロータス・ヨーロッパSPどころではない。あらゆるレンジで速い。

 

ポルシェこそが王者であることを身体で知った私。

 

 

そんな私が昨年秋に手放したけれども

 

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RUF・BTRと偶然に出会い購入に踏み切ったことは必然。

このRUFは1989年に出たポルシェ930ターボS(5速ミッションで330馬力)をレーシング・マシンに大改造したもの。1150キロまで軽量化を図り、680馬力のエンジン。パワー・ウエイト・レシオ、1.69の怪物。

よくSTiやレクサス親父たちに国道で挑戦されたが、ターボを使うことなく、悪くて2300回転でチギッた。

ただ、余りの凶暴な速さから私も神さんも加齢の為に、身体がついて行かなくなったことから手放した。ああ、大人しく964ターボにしておけば良かった。

だけど49歳になった年まで菅生サーキットでのレース、無敗を誇りました。きんどーさんは、打倒・私の為に、993GT2をチューンして参戦していたが、無理無理。後塵を喫してもらっていた。35GT-R? 問題外。あんなデブ車。

 

しかし、そんな私をさらに驚愕させた車があった。それは、きんどーさんが購入した

 

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ランボルギーニミウラP400SV。

私は嘗て、車とオーディオに特化したブログを書いており、上の画像はそのブログからカッパらわれたもので、きんどーさんのミウラ。前のナンバープレートのみを外して撮影。

これは速かった。いや、RUF・BTRという反則車をなしにして。

その速さはと言うと73カレラRS以上!

これを借りて35GT-Rをサーキットのコーナーでぶち抜いた時にはカイッカン!

いや、さすがにポルシェ930ターボや964ターボの前には苦しいものがありましたが、NAエンジンなら後のカウンタックと並んで最強の一台。

もうミウラとカウンタック(アニバーサリーの前のクワトロバルボーレまで)のトータルバランスの良さはピカイチ!

 

筆者注:ただ、バンバン振り回せる個体のミウラだけが可能。そんな個体のミウラ、日本にいいとこ5台でしょう。

 

ポルシェ社が頑張りに頑張って、ターボ・エンジンを搭載した930ターボ開発の裏事情には、このミウラとランボルギーニ社の総力を結集したカウンタックの登場があったことは、私の高校時代の友人がホンダ技研に入社し、ポルシェ社を訪れた際に、当時を知る人から証言を取った。

 

 

え? ニュルブルクリンクでのタイム・アタック結果?

あのね、ニュルでのタイム・アタック。11分を切った時点でもう素人では、その性能を出し切れなくなったのです。ニュルのタイム・アタック、ヨーロッパでは運がない為にF1パイロットになれない凄腕レーサーがごまんといて、そうした連中をドライバーにしているから出せるだけのもの。素人では無理だし、もう参考にすらならないのよ。

 

素人が走らせて競い合うぶんには、第一に車両がコンパクトな方が良い訳。車両がコンパクト=ホイールベースが短い=コーナリングで遙かに有利。こうなる訳。

第二に、車重が軽い方が有利。

 

あと、ハッキリ書いておきたいことは

 

フェラーリは遅い!

 

デイトナ、ベルリネッタ・ボクサー、テスタロッサ、あとエンツォ・フェラーリが死んでからのFRにした12気筒車。もう、エンジンがデカくて重くて、ノロイ! 8気筒フェラーリエンツォ・フェラーリが死んだら一気に乗用車化しちゃったから。

F40の速さは認める。だけど、F40、競い合おうものならば自爆して死ぬよ。

 

 

 

 

 

 

神さん・ミウラとカウンタックは凄いけれど、ポルシェこそが王者なんだね・ラブ。