川崎市登戸の事件(3)

本日、2度目の投稿となる。

 

今日の午後に定期健康診断の為に仕事を休んだきんどーさんが我が家に来たことから、神さんを交え、『川崎市登戸19人刺殺傷事件』について話をした。極めて知的で、現実主義であり、暴言を吐く時には吐いて、有意義な時間をもった。

 

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だが、ネットの『現代ビジネス』とやらに、御田寺圭なる人物が

 

 

警察庁の犯罪統計によると、殺人・強盗・放火・強制性交等・略取誘拐・人身売買及び強制わいせつなどの「重要犯罪」は年々減少していることが明らかになっているとし、(中略)よく世間で言われているような「社会では凶悪犯罪が増えている」という直感に反して、社会はむしろ平和で安全なものへと日々改善されつつあるということだ】

 

 

とした上で、以下、要約して記すと

 

 

【平和で安全な世界だからこそ、それを突如として打ち破る事件とのコントラストが大きくなる。こうした事件のたびに「社会は不安定化している」とか「社会が荒廃している」と言った論調が強まるが、しかしそれは社会全体の実際を反映していない、いわば「過剰反応」であるといえる】

 

 

とする。

 

この御田寺圭という人物は、社会観察眼がまるでない知能の低い者としか言いようがない。

私は、それ以前にも書いたのだが、5/1・『令和元年になりました』で、昭和、特に1970年代と比べると(平成に入って)犯罪の質が変わった、と書いた。1970年代までの犯罪は貧困に基づくものが多かったのに対し、ギリギリ昭和の「女子高生コンクリート詰め殺人事件」を皮切りに、「宮崎勤事件」「オウム真理教事件」「サカキバラ事件」「少年のバスジャック事件」「尼崎・家族解体モンスター・オバチャン事件」~「秋葉原無差別殺傷事件」「相模原障害者施設無差別殺傷事件」「座間9遺体事件」etc・・・・・・貧困には無縁な事件が続発し、また、未成年犯罪に歯止めが利かない、と記した。

平成の30年間におけるこれらの事件に該当するような事件は、昭和の63年間において類例がないのだ。1970年代には「3億円事件」「金嬉老事件」「永山則夫事件」「極左過激派の爆弾事件」や「ハイジャック」「梅川昭美による銀行人質籠城事件」「グリコ・森永事件」等々の大きな事件が生じたが、事件の性質が上記のものとは異なることは誰でも分かるであろう。事件の性質が似ていたものは、敢えて挙げれば「大久保清事件」になる。

 

私が平成の時代に挙げたそれらの事件は、『人間の崩壊』がもたらせた事件だ。

 

それらの事件に「大阪・池田小学校事件」「茨城県土浦市JR荒川沖駅事件」「広島県マツダ工場事件」も加えれば、少なからず貧困が絡むとしても犯人に『人間の崩壊』が見て取れるはずだ。

 

「重要犯罪」が減少していることなど、知っている人は知っているのだ。

 

私が問題にしていることは、犯罪の質が大きく変わったこと、すなわち、犯罪が犯人の『人間の崩壊』により生じていることだ。これは、大きな社会的脅威と言える。

 

これらの事件は、言ってしまえばテレビ・ゲームに始まるゲーム世代が引き起こしてきた事件に他ならない。ゲームで育ってきたから、バーチャルな世界と現実が錯綜しているが故に生じた事件と言っても過言ではあるまい。

 

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前にも記したが、「テレビ・ゲームは子どもの脳を破壊する、精神の発育を阻害する」と90年代の半ば前から数年間、大勢の脳医学者、精神医学者、果てはアメリカの医学者までもが声高に訴えていても、大人は子どもにゲームをさせ、子どもは嬉々としてゲームに興じる有様。『スマホ依存症』も『スマホによるゲーム依存症』も紛れもなく病気だとWHOに認定されても、『スマホ依存症』も『スマホによるゲーム依存症』もなくなるどころか、拍車をかけているのが日本社会だ。

 

では何故、こうしたことが日本で蔓延しているのか。

 

これは私たち世代は当然のこと、昭和30年代生まれは元より、昭和20年代生まれの人間から人間の再生産に失敗してきている為だ。人間の再生産と言うと機械的な感じがするが、決してそう言う意味ではなく、自分(たち)の子どもを育てる過程において、人間にとって何よりも大切な『人間力』を身につけさせることなく、育ててしまったことを意味している

人間力』を持ち併せていない者どもで、『人間が崩壊』した者が、「大阪・池田小学校事件」「茨城県土浦市JR荒川沖駅事件」「広島県マツダ工場事件」も含めた平成の数々の重大事件を引き起こしたことに留意すべきである。

 

岩崎隆一の部屋にはPCが無かったらしいので、岩崎が「バーチャル上での外界とのつながり」をスマホに頼っていたことは間違いなかろう。今回の『川崎市登戸19人刺殺傷事件』、岩崎がカリタス小学校について自分の足で入念に調べただけでなく(こういうことには引きこもりにならないことが怖い)、ネットでも凶器も含めていろいろ調べた形跡があるからだ。

 

岩崎隆一の場合、それに加えて引きこもりだ。外界との接触がなければ妄想(社会への逆恨みを含む)の世界で生き、妄想を現実化させ、自決に踏み切ることも或る意味自然だったと言える。不可逆の意味で。

 

また私は冒頭で「未成年者犯罪に歯止めが利かない」と書いたが、未成年者犯罪は減少してはいる。だが、私は「未成年者犯罪」に「イジメ」も含めて考えている。社会において、未成年者犯罪など決してあってはならないのだ、成人の犯罪もさることながら。

 

もし貴方が御田寺圭より遙かに優秀な頭脳をお持ちであれば、私がここまで書けば、日本社会が危機的状況にあることが容易に理解できるであろう。

 

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さらにネットの『現代ビジネス』において原田隆之なる人物が

 

以下に簡単に纏めるが

 

【(岩崎隆一の)予備軍は多いのかについて、高齢引きこもりであることを理由に、そうした人々を「凶悪犯罪者予備軍」のようにとらえるのは非常に乱暴であり、危険なスティグマにつながる】

 

と記し、私も高齢であるかに否かに係わらず単純に引きこもりの全てが、岩崎隆一の予備軍とは思わない。

 

だが、原田は

 

【反社会パーソナリティ】

 

を持ち出して論じ始める。

 

 

【反社会パーソナリティ】なら、人間なら誰もが有しているものである。誰もが有しているが、誰もが社会的ルール(法律等)やモラル等々を遵守することによって殺しているものなのだ。

 

だが、私は原田隆之のような阿呆とは違い、【人間の質の劣化】に注目しているのだが、それに加えてゲームやスマホで自分の脳や精神を破壊しつつ、引きこもっている人がどれくらいいるのかが判らない故に、岩崎隆一の予備軍がどれだけいるのかが判らない。

されど、引きこもりというものは、自らを社会と断絶させておくことである以上、引きこもりから救い出す方法を考えて、実行すべきだと思う。但し、私にはその方法が見つからないが。

引きこもりの上に、ゲームやスマホで自分の脳や精神を破壊しつつ、妄想に浸っていれば、社会に対する逆恨みが醸成される可能性もあるのだから

 

 

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本当に識者とやらの質的劣化も著しいものだ。

加えて、ネットの社会コラムも「TRILL」や「愛カツ」同様に出鱈目が多いものなんだな。

 

 

 

神さん・ラブ。早く帰ってきてー。