川崎市登戸の事件(2)

私は或ることについて、(いつか生じるだろう)と長い間、危惧していたことがあった。それが川崎市登戸児童他19人刺殺傷事件でとうとう現実化してしまった。

 

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その前に、昨日私が弊ブログにコピペしたおめでたい人間の言葉が炎上しているようだ。当然だと思う。

 

ただ、産経新聞

 

藤田さんは「格差が広がり、『自分は価値がない存在』と感じている人が大勢いる。ネットでのこうしたメッセージが社会に恨みを募らせる人々をさらに追い詰める可能性がある。悩んでいる人間が相談や支援を受けやすい社会をつくる努力を続けていく必要がある」と意図を説明した】

 

としているが、【悩んでいる人間が相談や支援を受けやすい社会をつくる努力を続けていく必要】の文言があれば、私は昨日、おめでたい藤田孝典氏をあそこまで糾弾しなかった。

 

のだ

 

が。

 

【では、どうやってそう言う社会を築くのか】と言う方法まで記さなくてはならない

大学での論文なら問題提起をした後で、その解決策を解決する為の方法まで記すことによって教授が受理するのが当然だ。それが藤田孝典氏にはまるで無い。藤田氏は大学で論文を書いたことがあるのか? いわゆる大学屋を出て、大学屋の院の博士課程修了だからアホに相違ない。故に、大学屋に行っても無駄なことが証明された

 

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私がNPO法人『働きながらうつ病治療に当たっている人々』のカウンセリングを夜に(呼び出された時にだが)ボランティアで行っていることは昨日書いた通りだ。

 

それでNPO法人つながりで、『引きこもりの人々』を助力することに頑張っているNPO法人の人たちと何度も話をしたことがある。

私が思ったことは、引きこもりの人々は先ず、「適応障害」になっており、場合によっては「適応障害」の上にうつ病統合失調症等々の精神疾患を患っている人もいる、と言うこと。

容易ではない、引きこもりの人々を助けるなど。事実、引きこもりの家族から依頼をされて、そのNPOが「脱引きこもり」に成功したのは2割に満たない。私は東京の引きこもり対応のNPOの人の話も聞いたが、「脱引きこもり」に成功した事例は少ない。

 

問題はここで、引きこもりの人々は自らがNPO自治体に『相談や支援を求めることはない』と言うこと。あっても少数派だろう。

その上で、引きこもりの人々は「適応障害」を患っていることが推察されるが、そうであるが故に、長年引きこもっている間に社会に対する憎悪を醸成する。そして、その憎悪が爆発した時にはどうなるのか? 

 

 

 

2001年、大阪・池田小学校事件の宅間守も、2008年、秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大も、2016年、相模原障害者無差別殺傷事件の植松聖も、ついでに2017年の座間9遺体(殺人)事件の白石隆浩も、社会的接点を持っていた。だが、今回の岩崎隆一には引きこもりであるが故に社会的接点がない

 

私が冒頭で述べた、(いつか生じるであろう)と危惧していたこととは、社会的接点のない引きこもりの人間による無差別大量凶悪事件だ。

社会的接点がない故に、社会への憎悪を醸成する。テレビの報道で識者と称される者が、大規模な凶悪事件を起こすようなエネルギーをもっているのは20代か30代で、それ故に51歳の岩崎隆一が犯行に及んだことを特異なもの、と語っていたが、社会への憎悪が醸成され、それが巨大化し、爆発すれば、50代とて大規模な凶悪事件を起こすエネルギーを出すものだ。この識者とやらも藤田孝典氏同様にバカだ。

 

 

だが、だからと言って、引きこもりの人々を私は差別しないし、むしろ凶悪事件を引き起こす可能性もあることから、引きこもりの人々を何とか立ち直らせ、社会復帰できるようにしなければならないと思うのだ。

けれども、その方法が私には見つからない。見つからないのだ。

いや、専門家でもない私に見つかろうものならば、NPOの人たちが方策を既に発見し、引きこもり問題など解消されていただろう。先ず、現時点では、誰にもその方策が分からない。分からないのだ。だから、今回の痛ましい事件が生じた

 

 

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だが、上記の方策を見いだす為には、何故、引きこもりが多数現れる社会になってしまったのか、と言う原因を究明することが何よりも不可欠だ。原因が究明されれば、そこから上記の方策が導き出せる可能性もある。

 

それに当たって、先ず『経済が社会を破壊する』(正村公宏・著/NTT出版・2005年刊)をお読み頂きたい。

正村公宏氏は専修大学の経済学部の教授を長年務めておられ(2002年退官)、私のギターの師匠であるきんどーさんが正村教授のゼミ生であったが(私のゼミとの対抗討論会があった)、正村公宏教授は戦後NO1の社会科学者である。上記著書で社会の問題提起と一部問題解決策を述べられているが、その抜本的な解決策として

『産業主義を超えて』(正村公宏・著/中央経済社・1986年刊~後に、講談社学術文庫として1993年刊)に記されてあるので、是非とも多くの方にお読み頂きたい。

 

 

強引に纏めて書けば、20世紀文明の特徴であり、私たちを突き動かす『産業主義』を克服して、正しい経済社会の在り方を構築しなければならない、と言うことである

 

 

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引きこもりになってしまう理由・原因は、本当に様々だ。

東京で私がNPOの人から話を聞いた事例のなかには、東大・京大・都の西北大・KO大等々の有名大学を出たのはいいが、ゲーマーで育ったが為に

 

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実社会に順応できずに引きこもりになってしまうケースもあった。

このド田舎でも、某旧帝大を出て東京の大きな会社に就職したはいいが、ゲーマーとして育ったが故に会社の複雑な人間関係・仕事に順応できず、帰郷して引きこもりになった人がいる。

 

引きこもりの問題は決して他人事ではない。

 

私は娘にも息子にも言った。我が家には日本刀があるのだが。

「お前が引きこもりになろうものならば、俺がお前を殺し

 

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俺も死ぬ」と。

 

私は本気でそう言った。

 

 

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しかし、岩崎隆一の従兄妹(いとこ)がカリタス小学校に通っていたらしいが、岩崎にとってはそれが恵まれた子どもたち・恵まれた社会の象徴だったのだろうか。

 

相当な計画的犯行だったようだが、岩崎は自らが自決するまでを相当にシミュレーションしたのだろう。さもなくば、警棒を手にした運転手が大声を出した直後に何の迷いもなく自らの首を刺すなどあり得ない。

 

やるせない・・・・・・。

 

 

神さん・ラブ。

 

 

追記

 

本稿を記した直後に、何かと言えば正義漢面してもっともらしいことを言う左翼ジャーナリストの江川紹子の記事があった。

 

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江川は識者の文章をこう引用してきた。

 

【「自分に存在価値を見いだせないでいる人が、その原因を外(社会)に求めて、復讐として通り魔事件を起こし、自殺を図るなどして人生を終わらせようとする」

秋葉原事件では、彼は自分は生きていてもしょうがないという考えに苛まれながら生きてきた。最終的に、(勤務先の)ロッカーに自分の服がないということで、『自分は必要とされていない』と思ったことがトリガーになった」

 今、自分に存在価値を見いだせずに悶々としている人たちが、ネットにあふれる「1人で勝手に死ね」のメッセージを見た時に、それがトリガーになって、自殺したり、その際人を巻き添えにしたりする人が出ることを長谷川さんは心配する】

 

先ず冒頭の言は、自らの境遇を社会のせいにしている、ただ社会に甘えているだけの構図、そこから派生した社会への逆恨みの構図でしかない。

次に、秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大を持ち出してきているが、先に私が書いたように加藤には社会的接点があった。しかし、今回の岩崎隆一には社会的接点がない。それ故に、同列に並べて論じることは不可能なのだ。バカ。

それにトリガーとなるのは『死にたければ一人で死ねばいい』ではなく、ネットで今回の事件を見たことそのものがトリガーになる可能性が高い。(俺も、したい)という同時連鎖反応だ

 

 

「死にたいと思う人を止める役割の者からすると、そういう言葉は、死にたい人に『死ね』と言っているに等しい。言っている人たちは、他者を巻き込んだという部分だけを見ていて、事件全体を俯瞰的に見ていないのだと思う。自殺を考える人をどのように減らしていくかを考えるのが事件の本質。本質を見て欲しい。社会全体が考えていくべき問題と思います」】

 

 

これは8年前の東日本大震災の折りに、仮設住宅で多数の人々が自ら命を絶った際にも言われたことだが、社会は一向に自殺者救済に手を差し伸べない。理由は、社会にそんな力などなく、また社会はそうする必要がないからだ。

社会とは、一人一人の人間の集合体によって構成され形成されているが、その識者も江川も、東日本大震災仮設住宅を一軒、一軒訪問して、自殺しようとしている人々のケアをしたのであろうか? 偽善も甚だしい

 

 

 

同じような事件や惨事を繰り返させないためには、社会全体として、そもそも『人間が命の瀬戸際に追い込まれることのない社会(環境)』を作る方向で対策を進めていかなければならない。『窮鼠猫をもかむ』ではないが、社会の中で命や暮らしが追い詰められたとき、そのリアクションとして、社会に対して恨みを抱き、暴力性が内にではなく外に向かって、『誰でもいいから』と殺人を企てる人を皆無にはできないだろう。そうした人たちに『ひとりで勝手に死んでくれ』と言ったところでなんの実効性もない。むしろ、生き死にのはざまに立たされている人を自殺へと追い込みかねない」】

 

 

 

上文・青色について。

だから、どうやってそうした社会(環境)をつくるのか、その方策を言えっつーの。

上文・赤色について。

一人で自殺してくれればその前の『実効性』になるだろう。バカ。

 

 

 

「社会としてやるべきことは、『殺人を犯して自ら命を絶つよりも、ここでこうやって生きていく方が良い』と思われる社会を作っていくことではないか。自殺対策は、『誰も自殺に追い込まれることのない社会』をめざすという方向性で対策を進めている。『誰も不条理な死を強いられることのない社会』作りを行っていくという理念で対策を進めていかないと、いつまで経っても同じような事件が起き続けるのではないか」】

 

 

上文・青。

だから、どうやってそう言う社会をつくるのか、その方法を書け。自殺対策を進めているのなら、何故、自殺者が減少しないのか。こう綺麗事を言う者が空疎な言葉だけで片づけているからなのだ

上文・赤。

こいつは『8050問題』を知っているのか。80代の親が死んで、それまで親の年金で暮らしていた50代の引きこもりの人々が死んでいっているのが現状だ。今回の事件の前に『8050問題』が浮上した時点で言え。バカ。

 

 

 

「どういうプロセスでこうなったかを分析し、どこで社会が介入して止めることができたかを考える。それに基づいて具体的な取り組みを進めていくことが、私たち(社会)が、亡くなった人たちのことを想ってできる最大限の哀悼ではないか」】

 

 

 

川崎市の職員が岩崎隆一について、その伯父・伯母に「手紙で対応するように」と伝えていたが、これ以上のことを社会、この場合自治体はしてくれるのか? 市役所職員、過労死続出だぞ。

 

 

 

 

空疎な綺麗事ばかり並べて自己満足してんじゃねー! 江川紹子のババア!