風薫る5月の妄想

息子が失恋の痛手を背負ってGWに帰省しましたが、その折りに息子は私のオーディオで甲斐バンドを聴きました。何でも『裏切りの街角』『昨日鳴る鐘の音』果ては『薔薇色の人生』『バランタインの日々』『メモリー・グラス』『くだけたネオンサイン』『最後の夜汽車』とか。息子はあと一歩でうつ病を患っていたでしょう。そんな曲ばかり。

 

それでふと思ったのですが、甲斐よしひろの歌詞にはやたらと「夜汽車」という単語が出てきます。きっと、もの悲しいイメージがあるからでしょう。

しかし、当時、甲斐よしひろは夜汽車がなくなる時代が来るなんて思わなかったことでしょう。西日本にはまだあるのかな? 何か歌に普遍性がなくなったと思います。

石川さゆりの『津軽海峡冬景色』だってそうです。上野発の夜行列車降りた時から~♪ 上野発ですよ。作詞家は東京駅発になるなんて夢にも思わなかったのでしょう。

 

 

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ただ、私は考えます。私は真っ当な人生を歩みすぎたと。

何故、高3当時、偏差値が72にも跳ね上がったKO大経済学部に入りたく、高校時代に勉強っ子になどなってしまったのか、と。また、大学時代にも勉強っ子になってしまったのか、と。いや、大学とは勉強をする為にあるのですから、大学に入ったなら勉強をするのが当然です。そして、何? 社会人になってA社で経理部に配属され、過重労働からうつ病を疾病。意味がないじゃないですか。まぁ最愛の神さんと出会い、結婚をしたのは良いのですが、B社でまた過重労働からうつ病。そして、そんなことであんなことで、B社の関連会社に移れば損益計算書貸借対照表も読めないアホ社長と激しいバトルをし、神経を消耗する有様。

 

 

 

 

 

 

意味ねーじゃん!(大笑)

 

 

 

不毛な人生を歩んできたのが、この私。

 

 

 

至極、真っ当な人生を歩んだからと言って幸福な訳ではない

 

と考えますね、わたしゃ。はい。

 

私の目の前にドラえもんがいれば

 

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タイムマシン・カプセルを出してもらって、高1の春に戻りたいです。

高校の入学祝いに親父におねだりをして、グレコレスポール・モデルの中古を買ってもらいます。そしてギター三昧。若ければペンタなど直ぐにマスターできるでしょうから。

そんで、「俺、ロック・ミュージシャンになる!」と言って、激しい親子喧嘩の末に勘当され、高校を中退し、ギターを抱え夜汽車で東京に行くという展開。

 

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時は1981年。まだ日本ではロックが産業化される前だったから好き放題にやれたギリギリの時代。そして、都内の四畳半・風呂なしアパートに転がり込みます。それから今で言うフリーターをしながらギターの練習。あと、お約束の女のヒモになる。

 

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まぁ私のことですから、ジャズ・ギターもモノにしたいことから、誰かの教えを乞う。

 

そして1985年。二十歳(はたち)になる年に

 

日本のレッド・ツェッペリンを結成し、レコード・デビュー!

 

ところが時代は尾崎豊レベッカ

 

 

 

当然、売れない!(大笑)

 

 

 

しかし、ジャズ・ギターもモノにしていたから、ジャズで食いつなぐ。

 

その数年後にジャズ・ピアニストになって間もない神さんと出会い恋に落ちる。

 

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そして1993年の大西順子の登場で一躍日本のジャズが脚光を浴び、それに便乗し、私と神さんもスターに。

 

 

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なんてね。

 

一歩間違えれば、つか、確率95%で西新宿のブート・レコード店の店員になるのがオチ。

 

いや、「夜汽車」という単語から、このようなことを妄想してしまいましたよ。

 

あと、私たち世代までは親に勘当されてミュージシャンを目指したものなんです

そもそも、音楽の専門学校に入ってギターを習うなんて滅多にあり得ませんでしたから、親の金でなんて。

 

つか、西新宿のブート・レコード店の店員になれるのは、それまでの自堕落な生活から立ち直れた人。それまでは、村上龍の『限りなく透明に近いブルー』の世界の住人。

 

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何かここまで書いてきて、あまりのしょーもなさから2度のうつ病で地獄を見たけれども、神さんと出会えたからいーや、と思ってしまう私です。

 

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神さん・ラブ。