わたし、定時で帰らせます

先週の火曜日から『わたし、定時で帰ります』と言うドラマを見ていて、一昨夜も見た。このドラマ、ネットでも相当に話題になっている。日本人の働き方に対して一石を投じているのだから。

 

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ただ、ネットでのドラマに対する論調をいくつか読んでも、何故か私の頭のなかで像を結ばない。何か漠然としてしまう。ネット上での声は、世代的に多岐にわたっていることから、ドラマと実際の職場経験を照らし合わせたものでも、ジェネレーション・ギャップがあり、そうしたことから漠然としてしまう。

 

それで1話なら主人公の在り方に共感しながら、ワーカホリック状態になることで職場に自分の居場所を置く女性が出てきて、(確かにこんな奴もいたなぁ)と思いもした。

2話なら、出産を終えた女性が、子育て等々が仕事の足かせにならないように、無理に気張っているのを何人か思いだし、いたたまれなくなった。

 

それでもって、私のドラマに対する感想なのだが、これまた漠然としているのだ。焦点が定まらない。ただ、『会社あるあるを大袈裟にしたもの』と簡単に一括りできない、私は。

 

 

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私は父が急逝した後で、会社に根回しをして、大きな宿題を背負ったものの、この地元にある関連会社の取締役経理部長に就いた。株主総会を経てからなので、経理部は下期の予算編成にかかり始めた頃。その時期から9月末を終え、半期決算を終えるまで、職場の観察をしていた。まぁ、この地元の会社、経理部だけが治外法権で深残の嵐。

 

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その間、私は経理部の課長未満の従業員のサビ残を解消するために、社長や総務部長に掛け合い、無理矢理承諾させた。時間外労働について法定割増賃金を支払うようにさせた。

 

そして半期決算を終えた後で私は

 

(⌒▽⌒)/  「これから、みんなでほぼ定時で帰られる職場をつくりましょう!」と朝礼で言った。

 

案の定、若手は笑顔になり、中堅層は(え?)と不安そうな表情になり、課長たちは目を白黒。課長の上にいわゆる平部長の代わりに妙な名称がついた役職があった(以下、それをGとする)が、その者は(何を言い出すんだ? こいつは)という表情をした。

 

私は数ヶ月間、職場と人間を観察していて、勝算をもっていた。

 

先ず、私が勤めていた親会社に比べると、経理部のコンピューター・システム処理、20年も遅れていたのだが、私が情報システム課のSEやプログラマーと掛け合い、同システム処理の近代化を図った。これを改善するだけで、各人の仕事の合理化を大きく図れる。

最終的にこの近代化作戦は、約15年の近代化を推し進めただけで終わった。SEやプログラマーが後の5年ぶんを理解できなかったから。だが、これは大きかった。本当に経理部全員の仕事の合理化に寄与した、多大に。約2年間要したが。

 

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他に行ったことは中堅層の意識改革。まだ、地方の会社ではサビ残が当たり前の様に残っていた時代であったのだが、サビ残に何の意味があるのか。そして、そのサビ残を強いらせる残業インフルエンサーがいたのだが、その者を関連会社に飛ばした。

その者は上のGと言う役職に就いていたのだが、あろうことか私の高校の1年先輩だった(以下、Eとする)。Eは地元の旧制二期校卒なのだが、高校時代から周囲に嫌われていた人間。だが、E当人にはその自覚がないから始末に負えない。加えて、Eが仕事のアイディアを出すのだが、そのEの行為が職場をかえって混乱させていた。こういう有害無益な人間を始末するのも取締役部長の仕事。

このEを関連会社に飛ばしたら、職場全体が明るくなったのだ。

 

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残業インフルエンサーなど、社会のゴミ。会社のクズ。暴走老人のプリウス・ミサイル攻撃で死ねばよい。

そして、中堅層と課長たちの意識改革を行い成功。

半期ごとの業績見込と予算編成、半期決算、本決算と言ういや~な風物詩があるが、それらを担当者たちが一身に背負っていたものを、他の重要な仕事も覚えると言う名目で、分割可能なものは他の人たちに割り振った。

 

や~。約2年要しましたが、2年を経たら休日出勤はなくなり

 

みんながほぼ定時で帰られる職場になったのだ。

 

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私に言わせりゃねぇ、会社や仕事など、自分を幸せにするための『手段』であり『目的』ではないのだ。美辞麗句や綺麗言葉でよく使われる『自己実現』があるが、それは2番目。

 

この時は、私は良い仕事をしたな~と思う。