Fender CS、Gibson CSと国産ギターの違いについて(ギターの上手な選び方)

今日はタイトルのことについて述べたいと思います。多分、雑誌媒体でも書かれていないし、楽器店の人間は言わないであろう、重要なことです。

 

3/13、【テレキャスターを好きになりました】で私は

 

『私は先日記したように、エレキ・ギターの知識が全くなかったから、随分と遠回りをし、無駄な支出をしてきたが、オーディオ愛好家だったから、こういうことは知っていた。

 

それは本家のFenderGibsonもだが)の場合、ミッドを豊かにつくる。対して、国産のギター・メーカーは音をフラットにつくる。オーディオではアンプで顕著なのだがアメリカ人とかはミッドが豊かなアンプをつくり、国産アンプ・メーカーはフラットな音のアンプをつくる。日本人とは音がフラットな特性をもつものをつくるのが得意。それでオーディオに限って言えば、日本での売れ行きは海外製・国産、半々と言ったところ。

すなわち、購入者側も音がフラットなものが好きな人が多い、と言うこと。

これは、ギターにも当てはまります。もしもFenderとかに、ミッドに厚みがあることを不満に思われている方は、国産のmomoseやG7・guitarsとかのストラトテレキャスを試奏してみて下さい。多分、気に入るかと思います』

 

と記しました。

が、他にもう1つ、本家のCSと優秀な国産ギターには、音に影響する大きな違いがあります。

情報の出所は、優秀なギター・リペアマンです。

 

それは、ネックとボディのジョイント部。

 

Fender CSのストラトテレキャスでは、意図して、ネックとボディの間に隙間を持たせているのだそうです。理由は解りません。ただ、その隙間とは本当に微細なもので、ギター本体を手にしても隙間があるのかどうか判りません。

 

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対して国産の優秀なギター・メーカー、g7ギターとかmomose等々ではネックとボディについて、寸分の狂いもなくキッチリとジョイントします。

 

Gibson CSの場合には、ネックとボディの間に今ではニカワという接着剤を用い、ネックとボディをギューッと押しつける形でジョイントします。因みに、このニカワは本物の58~60レスポールは当然、1967年くらいまで使用されていたようです。2015年のTrue Histricシリーズで復活しました。

 

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何故かmomoseにレスポールのコピー・モデルはないようですが、他のメーカーが良い木材を入手し、本格的なレスポールをつくる際には、ネックとボディのジョイントにおいて、ネックをハンマーの様な固いもので叩いて、ネックとボディを見事にジョイントさせます。

 

これらがギターの音にどういう違いで反映されるのかと言うと、本家の場合は良く言えば開放的に鳴る。悪く言えばがさつに鳴る。優秀な国産メーカーの場合には良く言えばキレイな音、悪く言えば几帳面な音になります。

 

ツクリで言えば、国産の優秀なギター・メーカーの方がしっかりしています。だから、キレイな音になる。

 

ここで、3/13に私が記した「ミッドが厚い・フラットな音」の様な、音の好みが発生します。

 

オーディオでもそうなんですよ。例えばオーディオの至宝、JBLのコンプレッション・ドライバー、375(我が愛機です)

 

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良く言えば開放的に朗々と鳴る、悪く言えばがさつに鳴る。

対して国産のコンプレッション・ドライバーとして一世を風靡したTAD(パイオニア)の4001

 

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JBLのバート・ロカンシーが4001の開発にどの程度係わっていたのかは永遠の謎ですが、4001は良く言えばキレイな音、悪く言えば几帳面な音です。

昔、私の年配の友人、それまでALTECの288を使っていましたが、オーディオ店の店主にTADの4001を勧められて、「え~? 国産!?」と思ったのですが、4001を使ったら、もうはまって抜け出せないと言う状況になりました。

 

だから、ギターというのも同じなんですよ。Fender CSのストラトテレキャスGibson CSのレスポールを弾いて、「何か音が荒いな~」と不満をお持ちの方は、FenderGibsonの名前にとらわれずに優秀な国産メーカーのものを試奏してみて下さい。案外、気に入るかも? です。

 

 

以上、貴重な情報を提供しました。

私? 私はがさつな音の方が、鳴りっぷりの良い方が大好きなんです。ギターもオーディオも。だから本家です。

 

 

追記

 

Fender CSの場合、ネックとボディの間に極めて微細な隙間があることが、材質以上に、当たり・外れの個体差を生み出します。微細な隙間があったら、ネックの振動をボディに伝えられるもの・伝えられないものが発生しますから。

Gibson CSの場合、ネックとボディに接着剤を用いている以上、やはりネックの振動を上手くボディに伝えられるもの・伝えられないものが発生します。ここから、当たり・外れが生じます。

 

因みに優秀な国産ギターには、それほどあからさまな個体差がなく、ストラトテレキャスの場合、Fender CSクラスのものが30~40万円台で購入できます。