嗚呼! ギターの道は遙か遠く、険し・・・・・・

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去る9/19に師匠にギターを教わった際のことである。私は、かなり落ち込む事実に遭遇した。

 

私の師匠は、私の1つ年上で、音楽の面で私と同じような原体験をもち、音楽において、本当に意見が一致する友人でもある。オーディオ愛好家であることも一緒。師匠はギター・プレイに秀でていて、ジャズ/フュージョン・ギターまでとんでもなく見事なプレイをするが、以前は、LED ZEPPELINをプレイするバンド等々を行っていた。ただ、師匠、今、生きているのが不思議なくらいの大病を患い、バンド活動を休止し、某市でジャズ・ギター等の講師をしている。あとは、お互いにYes・Noをはっきりと言う人間であることが、共通点か。私と師匠の大きな違いは、師匠が4つのグループ企業の会長職を務めている、と言う点。

 

その師匠、私のこのブログをニヤニヤしながら、読んでいたらしい。

 

それで、9/19のギター・レッスン後のことである。私は師匠の英国人の奥様が炒れて下さった紅茶を飲みながら、師匠と雑談を交わしていた。そして、師匠が

 

「まぁ、ロックについては、お前が書いたZEPP論、Jimmy・Page論、BEATLES論、Eric・Clapton論、STONES論とか正解だよな。よく、この日本では、お互いの異なる意見を尊重しましょう、なんてバカ丸出しの日本人大好きファジーな言葉で丸めようとするが、この世に真理なんて、何事においても1つしかねーんだよ。バカは自分をバカと認めたが最後、The・Endだから、ファジーさを好む、この日本じゃな。欧米に行ったらファジーさなんて全く通用しねーのによ。だから、日本人は外交が下手くそだったりするんだが」

と言う言葉を師匠が言った。

 

その前に、ギターに関し、私はほんの一時期だったが、師匠の前に或る1人の門下生となった経緯があった。

 

「そいつはギターにおいて、お前にかなりの素養があることを判っていたんだよな。ただ、問題は、そこだ。そいつがお前のプレイを認めていた点だよ」

私は、師匠の言葉に目を白黒とさせた。

 

「今日は、“Everyday I Have The Blues”のアドリブを弾かせた訳だが、手癖に準じたお前のプレイはメロディックなんだよな。そのメロディックさと言う点を、そいつは評価していた訳だ」

私は、師匠の言葉に、(あっ!)、となった。

そう。私がアドリブを弾こうものならば、私の手癖が伴い、妙にメロディックになってしまう。

私は、それがイヤでイヤでたまらない。

 

「お前がブログで書いていた通り、メロディックなのが日本人好みなんだよ。それはさておき、俺もだが、お前も、思いっきりビートな人間な訳(笑)。ビートな人間は、メロディックさを毛嫌いするのは判るよな? ビートの塊であるジャズのファンに、リッチー・ブラックモアとかが好きだった人間は、ほぼ皆無な訳だ。良いとこ、Claptponなら許せるって感じ」

私は、師匠の言葉に顔が青ざめていくのを自覚した。

 

「そいつ(前の師匠、・・・・・・師匠って言えるのかな?)は“天国”のギター・ソロをなぞって、滅茶苦茶弾いてんな、と言った訳だろう? 滅茶苦茶に弾いて音楽として形にするのって、達人芸なんだよ。Jimmy・Pageは、まさに達人芸の持ち主なんだよ。だから、欧米では、天才ギタリストとして評価が高い。Jimmyと同世代のギタリストの誰がJimmyを下手くそだって言った? いねーだろ? Jimmyのことを一方的に嫌っているEricだって言わない。ジャズの世界で、例えばフリー・ジャズ時代の連中、もしくは走った連中って、天才ばかりだろう?

Jeff・Beckには、多少のメロディックさが入るが、基本、滅茶苦茶な訳さ。jimi Hendrixもそう。

基本、滅茶苦茶に弾いて、音楽として形にするには、飛び抜けた音感が必要なんだ。この音感ってのは、絶対音感とは異なる音感ね。

正確に言えば、滅茶苦茶に弾いている訳じゃなく、飛び抜けた音感があるからこそ、ビートにノッて滅茶苦茶に聞こえるプレイをして、音楽として形にしているんだよ」

 

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「それで、俺も日本人ロック・ギタリストなら、NO1にCharを挙げるけれども、Charの場合、日本人特有のメロディック好きさが半分くらい入っているところが、Charの特徴でもあり、限界でもあるんだ。Charの場合、滅茶苦茶に弾いて音楽として形にすることができないんだな。音感がJimmyとかに及ばない訳。

フィールドはジャズ/フュージョンが主になるけれども、渡辺香津美さんもそうなんだよ。

だから、Charにしても香津美さんにしても、物凄いテクニックを有していながら、本当の意味で、海外で通用しないんだ」

 

私は、師匠の言葉に俯き加減になった。

 

「それで、お前も俺も、ジャズ・キチが被さってしまっているから、アドリブでZEPPの“幻惑”のライブverの様なプレイができるようになりたがっているのさ」

 

私は、師匠の言葉に、完全に俯いてしまった。

 

「ギターってのは、ハンパな道じゃないよ。Jimmy、Jeffクラスを目指そうものならば、先ずはCharや香津美さん以上にならなきゃならないんだから」

 

私は、ギターの道は遙か遠く、険しいことを痛感した。