ALTEC 1569A

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また、オーディオ・ネタ。

 

今日は今までゆったりとくつろいで音楽を聴いていた。

今年は、とんでもない猛暑の為に、パワー・アンプ、3セットがビンテージ真空管アンプなことから、暑くて余り音楽を聴く気になれなかった。

ただ、今日は無性にジェフ・ベックの『ワイアードSACD盤を聴きたくなり、聴いた。

家の電源が30Aなことから、リビングと寝室&ギター練習室(仏間でもある)、双方のクーラーを消し、オーディオ・ルームのクーラーを入れ、プリ・アンプとパワー・アンプの電源を入れ、部屋が涼しくなることと、アンプが温まるのを待つ。30分。

 

今日は、ジェフ・ベックの『ワイアード』を聴くことから、パワー・アンプはALTECの1569Aを選択。プリはMcIntoshのC20・後期型。

 

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鋭敏、且つ、繊細なジェフのギターにはEL34を用いたALTECの1569Aが良く似合う。

「レッド・ブーツ」からいきなりジェフのギターが部屋の空気を切り裂く。

「グッドバイ・ポークハット」や「ソフィー」で6弦、5弦をフィガリングを効かせるプレイでは、音の分離が本当に良く、音が曖昧になるところは微塵もない。

「グッドバイ・ポークハット」や「ソフィー」での、その箇所、酷く曖昧にするトランジスター・アンプがあった。オーディオ愛好家なら誰でも知ってるメーカーのもの。但し、オーディオ店での試聴でだが。

 

ジェフ・ベックはアーミングをふんだんに用い、音を揺らすことによって、フレーズに生命力を与える稀有な天才ギタリストだが、そのフレーズの生命力を1569Aは見事に描写してくれる。

しかし、信じられない。1569Aって1957年生まれだ。一体、ALTECにいた天才エンジニアは誰で、どういう奴なのか。

McIntoshの場合、ゴードン・J・ガウやシドニー・コーダーマンの名前が出てくるし、Marantzならシドニー・スミス。Mark Levinsonならトム・コランジェロ他。

しかし、ALTECの場合、スピーカーにおいてもアンプにおいても天才エンジニアの名前が全く出てこない。

されど、天才がいたはずなのだ。1957年に80Wものパワー・アンプつくることができ、1570Bなら165W(だっけ?)なのだから。

 

家を引っ越してから幾つものアンプ(トランジスター含む)を試してみたが、その多くが1569Aと1570Bに敗北を喫し、去っていった。

1570Bと言うとハム・ノイズの話がお約束だが、私の年長の友人(ビンテージ真空管アンプの修理をしている)なら、そのハム・ノイズを除去することができ、その人によりハム・ノイズを取り去った1570Bと1569Aの選択を迫られ、最後にはEL34を使用している1569Aにした。

 

パワー・アンプには、スピーカーを鳴らす以外に、『音楽を表現する』という大切な仕事があるが、1957年生まれの1569Aの音楽表現は、殊の外、見事だ。

そして、NFBなどあるかないかの程度でしかないから、音楽が生き生きと鳴る。

 

あ~、ALTECにいた天才エンジニアの名前を知りたひ。