エソテリック(デジタル・プレーヤー)は日本の誇り

私はティアックという会社は大嫌いだ(SONARを打ち切ってしまったし、顧客対応が最悪な会社ゆえ)が、ティアックのオーディオ・ブランドであるエソテリックのデジタル・プレーヤーは、日本が誇る唯一のオーディオ製品だと思う。

 

私は1992年頃からエソテリックのCDプレーヤーを気にかけていた。

理由は、音の情報(音楽情報)が多いからだった。だが、DAコンバータ部がお粗末で買うまでには至らなかった。

 

そんな私をエソテリックに眼を向けさせたのが

 

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P-0の登場だった。

 

懇意にしていたオーディオ店に行ったら、P-0があり、NO360Lと言うマーク・レヴィンソンのDACにつなげられていた。

そして、店主(故人)がスメタナの『モルダウ』をP-0でかけたら、冒頭部が極めて自然に、「ふっ」と現れたのである。

私は、驚愕した。

こんな、「ふっ」と音楽が現れたのを、嘗て、経験したことがなかったからだ。

(すげー、P-0・・・・・・)

メカの動作音も気にすることなく、私はそう思った。

 

それから約10年近い年月を経て、私は中古でP-0S〈VUK〉を導入した。

相棒のDACには、マーク・レヴィンソンのNO360Lを、それから30.6Lを使用した。

 

やっとCDを満足の行く音で聴けるようになったのだ。

それまで私はジュニア機のP50S〈VUK〉を使用していたし、SACDプレーヤーとしてエソテリックのUX-3SEを使用していたが、UX-3SE、SACDは良いのだが、普通のCDの音に不満が残った。

 

確か、P-0とP-0Sは合わせて約1,600台売れた、と記憶している。

CDトランスポートのP-0が120万円、P-0Sが160万円、〈VUK〉へのバージョン・アップが40万円。

普通、あり得ない。だが、あり得ないことが起きたのだ。

如何に、P-0の登場が、オーディオ愛好家の心を捉えたかが分かる現象だ。

 

私は、P-0S〈VUK〉の筐体を見て思った。

(こんな鋳物、型に50台ぶん流し込んで、モノになるのは1台くらいじゃないのか? 2台あったらすごいことだぞ・・・・・・)

 

エソテリックの音に対する恐るべき執念を垣間見た気がした。

 

その後、私はUX-3SEをP-03&D-03に買い換え、更に、P-02&D-02に買い換えた(双方ともデジカメで撮り忘れていた)。

 

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しかし、P-03でもP-02でも普通のCDを再生しても、P-0S〈VUK〉の様なすごさはなかった。

 

何にしても、P-01&D-01やP-03&D-03、P-02&D-02等々では、SACDの再生において、その素晴らしさを知らしめたし、グランディオーソ・P-1&D-1の様なものがあることが何よりも嬉しい。

 

私は訳があって、家を引越たのだが、次の家(今の家)のオーディオ・ルームが狭くなることから、P-02&D-02を手放し、代わりに何の期待もせずにK-03X/BKを購入したのだが、良い意味で裏切られた。

 

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P-02&D-02のような『凄味』はないが、SACDも普通のCDも朗々と楽しめる良いデジタル・プレーヤーであった。

極めて音楽的なデジタル・プレーヤーだ。

大幅なグレード・ダウンであるのにもかかわらず、満足してSACDやCDを聴くことができる。

 

エソテリックのデジタル・プレーヤーは、本当に日本が世界に誇れるオーディオ製品だ。