詐欺に満ちたオーディオ機器を糾弾する(3)

本日、3度目の投稿である。燃える闘魂! 「てめえ、やるか!」

 

『詐欺に満ちたオーディオ機器』、ということで、その第一稿に書いたものを整理しておくが、

 

概ね、1990年以降のオーディオ機器において

 

①海外スピーカーは、ピュア・オーディオ(音楽鑑賞用オーディオ)のものではなく、ホームシアター・スピーカーばかりであること

 

②国内外のパワー・アンプが高出力を目的に悲惨なまでに音質を劣化させていること

 

を書いた。

 

いや、私とてこれまで多数の現代機を用いて、やっと

「ビンテージ・オーディオこそが、本物だ」

と、行き着いたのである。

 

私は、『人間の耳は順応しやすい』、という人間の欠点を意識しつつも、その罠に陥ってしまった苦い経験がある。

その一例として、1999年に鳴り物入りで登場した、マーク・レヴィンソンのNO32L。

 

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私は、32Lが登場して暫くの間は、オーディオ店でその音を聴いて

(ふ~ん、いい音だな)、としか思わなかったし、私の頭の中には、70年代を席巻した、あのマーク・レヴィンソンのLNP-2とLNP-2Lの中期型しかなかった。

ところが私は、LNP-2(バウエン・モジュール)を購入し、使用しながらも、32Lの自宅試聴を行ったら気に入ってしまい、32Lを購入し、使用していたという過去がある。

自分の耳が32Lの音に順応してしまった、という罠に落ちたことに気づくことなく。

 

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寺島靖国氏が、「マーク・レヴィンソン、NO32L。私にとっては思い出したくもない、無刺激で穏和一方、ただひたすら(~以下、ナントカ)」、と、32Lのことを語っていたが、私は或ることがきっかけで目が覚めるまで32Lの音に洗脳されていた。

 

マーク・レヴィンソンのNO32L。本当に、無刺激でただひたすら穏和一方な音しかしないプリ・アンプである。

ゴミ・・・・・・。

300万円をドブに捨てたようなものだ。

 

アンプというものは、入力系統からの音楽信号を忠実にスピーカーまで伝送する義務がある。

しかし、プリ・アンプであればマーク・レヴィンソン・NO32Lに代表される様に、音を殺してしまうものが存外に多いものだ(パワー・アンプについては、第一稿で書いた)。

音楽の生命指数が低い音。躍動感のない音。棺桶に片足を突っ込んだ老人の様な音。

それは、嘘の音でしかない。

 

さて、そこで、マーク・レヴィンソンである。

 

マーク・レヴィンソン。

1973年に、日本にプリ・アンプ、LNP-2が紹介され、その音の良さに度肝を抜かれる一方で、プリ・アンプとしては法外に高い価格でもオーディオ愛好家の度肝を抜いた。

 

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実は、このLNP-2こそが、詐欺オーディオの原点とも言えるのだ。

安いパーツばかりを使用し、本来の製造原価は低いのにもかかわらず、販売価格が異常に高い、という詐欺オーディオ機器。

しかし、私は少年の頃に、LNP-2の音の良さに大感激をしていたことから、2006年に、詐欺オーディオ機器と自覚しながらも購入し、使用した。

そんな私は、後継機種であるLNP-2L・中期型の音も大好きなことから、それも購入し、現在も愛用中。

 

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LNP-2とLNP-2L・中期型の音は麻薬だ。

音楽の生命指数が高く、音楽を生き生きと活写する。本来在るべき音楽を表現する。

実は、安いパーツしか使っていないからこそ音が良いのである。但し、背景に、超高度な設計があってこそ、だが。

 

しかし、そのマーク・レヴィンソン、1977年頃にパワー・アンプ、ML2Lを出したのだが、ML2Lは音はキレイなのだが、音に躍動感が一切無い粗大ゴミ。

 

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或る無毛症のオーディオ評論家が、マルチ・アンプ駆動を行うTADの4001にML2Lを使用しているが、その無毛症のオーディオ評論家は死んだ音が好きなのであろう、身の毛がよだつものである。

そもそも、TADの4001こそが音はキレイなのだが、無刺激な音しか出さないコンプレッション・ドライバー。

TADの4001も、『本来、JBLの375は、こう在るべきだった』、という詐欺文句を振りかざしてデビューしたユニット。

4001にいくらバート・ロカンシーが少々関わっていたからと言って、375はWEの594Aの永久磁石バージョンなのだから、4001と375は全くの別物。

バカ、言ってんじゃねーっつぅの!

 

嗚呼! 詐欺だらけのオーディオ界。

 

話をML2Lに戻して、これも法外に高価であったが、安いパーツのオンパレード。

安いパーツをしながら、音が悪いのは設計がダメだったから。

 

そして、そのマーク・レヴィンソン、会社がダメになり、マドリガルに移行してからは、もう散々なダメ・アンプの連打連撃。

 

プリ・アンプならNO26L、同SL、NO38SL、NO380SL、と無刺激で穏和一方の音の洪水。

パワー・アンプも然りでML2Lは、NO20L、NO25L・・・・・とモデル・チェンジがなされたものの、肝心の音はML2Lより後退する有様だった。

 

会社がマドリガルになってからのマーク・レヴィンソン・ブランド品は高級パーツを結構使うようになった。

これが悪かった。

S/N比を良くする為に高級パーツを使うようになったのだが、S/N比の向上を目的化してしまうと、音が死んでしまう傾向にある。昔の国産アンプが良い例。

 

ただ、プリ・アンプについて言えば、NO38SLから、パワー・アンプについて言えば、NO331L、332L、333Lから或る程度、詐欺ではなくなったが。

内容に見合うお値段になった。

 

しかし、マドリガルは、アンプでは全く実績を残すことができなかった。

マドリガルが実績を残せたのは、入力系統のデジタル機器だけであった。

 

 

(この稿、続く)