文学

村上龍は『コインロッカー・ベイビーズ』で終わった

昨日、村上龍の『限りなく透明に近いブルー』を記し、村上龍について思うところがあるので記す。 村上龍は処女作の『限りなく透明に近いブルー』で1976(昭和51)年に群像新人文学賞を受賞し、また芥川賞を受賞し、同作品はそのスキャンダラスな内容からミリ…

日本文学最後の巨星・中上健次と(初期)衝動

今日は小説家・中上健次と表現者にまつわる(初期)衝動について記す。 中上健次は1946年に和歌山県新宮市の被差別部落に生まれたが、後に彼の文学的根幹となる業のような複雑極まりない血縁をもっていた。 その中上健次、高校卒業後に「大学浪人をする」と…